ブログが楽しいかどうか分からないからブログを始めた。
ブログを始めてみる。
人の目や反応を意識しながら生きているが故に、
思ってはいるけど人に伝えても仕方がないことが沢山ある。
とは言っても、普段から人の目を気にしまくりながら生きているわけではなく、
比較的言いたいことは言えている方だとは思うのだけれど、
なんかこう、あるじゃん。
カッコいいわけでもなく、笑えるわけでもなく、キレイでもなく、正しくもない、自慢でも自虐でもなく、意表もついていない何でもないことって。
どんな会話でもSNSでも、
人からスゴイね、偉いね、楽しそうだね、素敵だね、面白いねというリターンを欲して表現をするものだとは思うんだけど、
そのどれでもなく、むしろ自分の中では少しダサくて恥ずかしくてバレたくない感情や思考。
いわば“すっぴん”みたいなもんだね。
そんなことを書いてみようと思う。
「隠したいならいちいちブログで表現すんなよ」
とは思うんだけど、
僕の好きな番組で、
NHKのno art no lifeという、発達障害の人をメインにフィーチャーして彼らの描くアートやその様子を密着した5分番組があるんだけど、
彼らは総じて、人の評価などはお構いなしに自分の描きたいものをひたすらに夢中で描き続けているんだよね。
そもそも今作っているものがアートだとすら思っていない。
周りの評価も、忖度もなく、自分しか理解していない、むしろ誰かが理解できるかどうかもどうでもいい、そんな彩られた何か。
それが僕にとってはとても興味深く、
「これこそが人間の本質なのでは?」とさえ思ってしまったぐらい。
そこで、彼らのように僕も何かを気の向くままにやってみたいなと思った。
人知れず絵を描いたりもしようとも思った。
それでも、やはり僕は未熟で、何をやっても人からどう思われるかを意識してしまう。
だからブログにした。
ブログなら、誰かが見ているかもしれない、でも誰が見てようが見ていよまいがどうでもいいっちゃどうでもいい。
人を気にしてもいいし気にしなくてもいい。そんな空間なんじゃないかと思った。
僕の中の点数の付けられない“採点不可”の思考、付けるとしたら0点であるからこそ、周りには少し恥ずかしくて隠したい思考をここに残そうと思う。
いつか、障害者アートの彼らのように本当の意味で周りを気にせず表現できるようになりたい。
ここはその練習みたいなもん。